葬儀にはよく分からない決まり事がたくさんある？葬儀のよくある疑問を解決

葬儀のルールや進め方は地域によって多少異なる

葬儀のマナーと聞いたとき、日本全国で共通したマナーがあるので地域差はないイメージを持つ人も多いのではないでしょうか、しかし地方などのお葬式に参列する機会があったときなど地域差を感じた人も多いといえます。
通夜の後には通夜振る舞いが行われるケースが多いのですが、参列者に飲食して貰って故人の話をしながら故人を偲ぶ時間を設けるものです。
通夜振る舞いは全国的に行われるものですが、地域により誰を招くのか異なります。
関西などでは家族や親族のみ、関東や北陸地方などの場合は一般の参列者も入れます。
告別式や不祝儀も地域により異なり、岩手県などは通夜のときに出す不祝儀だけでなくおくやみと記載された他の袋を用意して渡すなどのルールがあります。
葬儀中でも、地域差を感じさせるものに火葬のタイミングが挙げられます。
葬式や告別式の前に火葬して、葬式や告別式のときには既に遺骨になった故人に手をわせる骨葬と呼ぶ葬儀で行う地域も少なくありません。

葬儀参列の際に気を配るべき服装のマナーは以前と変化している部分もある

多くの方が気にかかる葬儀のマナーについては、様々なメディアなどで議論がされるケースも少なくありません。
参列者が最低限守らなければならない項目としてあげられるのが服装についてであり、もちろん華美な装飾のない黒色のいわゆる「喪服」であることがベストということに疑いの余地はないでしょう。
しかしながら、特に冬場の葬儀の参列時に問題にされがちなのが黒いストッキングとするべきかどうかという点です。
フォーマルな場であることから、ある程度肌が透けて見えるストッキングが望ましいとされ、厚い生地のタイツは望ましくないとされるケースが報告されていますが、特に冬の寒さの厳しい地域においては寒さ対策の観点からタイツであっても問題はないとされるなど、マナー違反であるかどうかの基準にブレがみられます。
現在では、色が黒であり喪服の雰囲気にあっているのであれば、タイツであっても特に問題はないという考え方が主流となっています。
もっともフォーマルな葬儀の場であることから、毛玉や破れなどのない新品を履くということが望ましいといえますので、その点については気にかけておくと良いでしょう。